2008年6月8日日曜日

できるまで

ある日、帰りの電車内。
疲れた体を7人掛けシートの一人分に横たえて、暗い車窓を見ている。
座れただけよいのだけど。

となりの人はずいぶん熱心にメールを打っている。
疲れた体を7人掛けシートの一人分に横たえて、暗い車窓を運ばれる。
―浅い眠り


「…っまもなく松戸、松戸~」
( となりの人も降りるんだ )
その時ちらっと定期券が見えた。


  ”ユーカリが丘”まで


?、そんな地名、あるの?


そのままホームに吐き出され、
となりの人の行き先を見失う。


行って、みようか?

行けるのかしら



ノスタルジーが、集まりはじめる―  『ユーカリが丘のいよ』


そのときの、それからのお話。


 *


※ ”ユーカリが丘”は実在します。(本作品はフィクションです)
少し東へ足を伸ばせば、一面の緑の田園、そしてその向こうには水辺のきらめき、遮るもの無く―

2008年5月6日火曜日

ユーカリが丘の

あの丘の

向こうには


この坂道を越えれば―



ちょっと寄り道、

みちくさ

してみませんか


あのころに。

2008年5月5日月曜日

第0話

ユーカリが丘に住む

あおいと

レインの

物語り。